「水がない」「暑い」「寒い」「空気が薄い」
なんでまたそんなところで生きてるの?!
乾燥・高温・極寒・高山(高所)という過酷な自然環境のなかでくらす生きものたちを「極限生物」と定義し、その環境で生きるならではの特徴や習性にスポットを当てています。極限生物の摩訶ふしぎをオールカラーイラストとともに紹介。
すべてオールカラーイラスト
【乾燥】
ネムリユスリカ(干涸びても復活します)
ナミブゴミムシダマシ(逆立ちして水を集めよう)
【高温】
ぺリングウェイアダー(かま首もたげて頭を冷やせ)
ティデストロミア(あちちな場所でも生えてます:銀色がかった植物)
【極寒】
カラスコオリウオ(動かしやすい血は無色透明)
キタサンショウウオ(凍って冬をやり過ごすサンショウウオ)
【高山】
ユキヒョウ(高山を行くハンター)
マウンテン・ストーン・ウェタ(ニュージーランドの高山をゆく大きなバッタ)
もちろん科目名や種類、体長、生息地域などもきちんと表記。こういった姿勢が評価され、『全国学校図書館協議会選定図書』に認定されました!「内容」「表現」「構成」「造本・印刷」の観点から審査があり、さらに「実物の色彩や形態を正確に伝えているか」「実物の特徴を正しく表現しているか」といった基準をクリアして選定に至りました。
お客さまの声(愛読者カードより)
●絵がすばらしい。文章もわかりやすく読みやすい。(岐阜県40代男性の方)
●ひとつひとつ生きものが細かく説明されていて勉強になる。絵も上手くて本物のようだった。(岡山県10代男性の方)
●ほとんどなじみのない珍しい生物のユニークな生態に驚くばかりです。(新潟県50代女性の方)
●普通の図鑑に載っていない生物が多く載っていておもしろかった。(神奈川県10代男性の方)
●字の大きさに加え、イラストも豊富で大変親しみやすかった。(岡山県30代女性の方)
●とても楽しい本でおもしろかったです。あえて色えんぴつみたいな絵があたたかい感じで好きです。(兵庫県20代女性の方)
●筆者が本当におもしろいと思ったことを読者におもしろく伝えたい、ということが伝わってくる。科学的態度が貫かれ、文面のやわらかさがありながら久々に爽快な読感を得ました。(大阪府40代女性の方)
●知的好奇心が満たされた。(神奈川県30代男性の方)
●予想通りおもしろかったです。本当に生きるために奇想天外な発想で変われるのですね。つくづく感心しました。(兵庫県60代女性の方)
◆全国学校図書館協議会 選定図書
◆日本児童図書出版協会 「小学生・中学生のための読者ブックガイド 2011年度版」 選定図書
著者紹介●北村 雄一
サイエンスライター&イラストレーター
日本大学農獣医学部卒。系統学、進化、深海、恐竜、極限環境などが主に手がけるテーマ。『深海魚摩訶ふしぎ図鑑』(小社)、『ありえない!?生物進化論』(ソフトバンク・パブリッシング)など、著書多数。『ダーウィン『種の起源』を読む』(化学同人社)で科学ジャーナリスト賞大賞2009を受賞。