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にじ姫さまのいるところ

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にじ姫さまのいるところ

本体価格 1,600円+税

著●上山 和音

サイズ/ページ●四六判/216ページ

初版●2019年10月

ISBN-13●978-4-586-08614-6

商品コード●080070330

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多様性の理解を目的に、LGBTをテーマとした児童小説。障害者に関するバリアフリー教育は進められているが、LGBTについて子どもが知識を得られる場は少ない。性や恋愛を理解できる年齢になったら、その多様性と正しい情報を知らせることが、マイノリティを理解する心を育むことにつながる。

 

たとえば書類の性別欄に「男・女」とあるとき、ほとんどの人は何も考えず、どちらかに○をつける。でも、「どっちだっけ?」と手にしたボールペンの動きを止めてしまう人もいる。

わたし、俺、ウチ、僕。

男性の外見だけど「僕」という呼び方に違和感がある人、女性の外見でも「俺」という一人称がしっくりくる人。自分の呼び方は自分で決められるけど、生まれたときの性別は決められない。
「LGBT」という言葉ができて、多くの人が、どうやら世界は「男」「女」の二つだけで成り立っているわけではないらしいぞ、と徐々に頭でわかり始めてはいるが、まだまだ偏見はある。

もしも、自分の身近に「男」とも「女」とも決められない友人がいたら? しかも、友人も自分の生き方について、どうしたらいいかわからず混乱していたら、あなたはどうその友人に接するだろう?

この『にじ姫さまのいるところ』に収められた五編。いずれもやさしい気持ちにあふれた話なれど、友人たちとの日常に起こりうる誤解、対立、自問、和解を鋭く切り取り、フェアな眼差しで「LGBT」を描いてる。

作家 万城目 学

匿名希望
同性に恋をする小学生の女の子、友人からゲイであることを明かされ混乱する中学生男子など、性に悩む10代の少年少女たちの葛藤と成長を描いている。 LGBTをテーマとした児童小説は珍しく、多様な価値観を学ぶためにも思春期の若者は是非読んでおくべき。大人が読んでも心を打たれる作品であり、幅広い世代にお勧めの作品。
マナちゃんmama
小・中学生、その親御さんには絶対!読んで欲しい1冊です!LGBTがテーマの本と書いてあったので、それが前面に出てくる重たい(考えさせられる)本かと思っていましたが、読んでビックリ!良い意味で予想を大きく裏切られる内容でした!! 短編5話構成の小説で、それぞれ違う立場でLGBTに関わる主人公が登場します。当の本人や、理解を示せる友達・そうで無い子、色んな立場の子ども達が悩み、物語内で起きる不思議な出来事を通して「自分はこれで良いんだ!」と、道を切り開いていく姿に心打たれました。 テーマはLGBTだけど、展開はあくまで子ども向けの短編小説なので、とても面白く読み易かったです。最終話なんて、大人の私でも胸のドキドキが止まらず興奮しちゃいました。「繋がってるー!!笑」。 多様化された現代を生きる子ども達に必要な本です。LGBTの事がスゥーッと入ってくると思います!

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