アプリってどんなもの?という初歩から組み立て方、ITリテラシーまで、天才プログラマー矢倉大夢がわかりやすく日本語訳!
ITを苦手と感じる 保護者や教師にもわかりやすい構成。よくある実習型プログラミング教室では抜け落ちるITリテラシーや基本知識や考え方が理解でき、応用力へと展開できる。本文内容と連動したウエブでの自習教材でも学べる。
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日々デジタル化が進み、私たちの社会はコンピューターなしでは成り立たなくなっています。むしろ、生活の中に当たり前にあるものとして、コンピューターの存在を意識することなく、その恩恵にあずかることができるようになりました。
しかし、このようにコンピューターは社会の根幹を成すものとなりつつあるのに、その裏にある技術や仕組みを学ぶ機会は限られている、そんな状況に陥ってはいないでしょうか。そんな中で、プログラミング教育の必修化が始まろうとしています。普段の生活や、いつも遊んでいるゲームとのつながりを理解することなく、ただやらされるものとなれば、むしろプログラミングを嫌いになってしまうんじゃないかという懸念を、私は抱いていました。
本シリーズは、そうしたギャップを埋める稀有な存在なのではないでしょうか。プログラミングに限らず、コンピューターやアプリを取り巻く技術や社会との接続までカバーしながらも、親しみやすい絵柄で抵抗なく読み進めることができるでしょう。将来、プログラマーを目指すかどうかに関わらず、私たちの生活を構成する1つの大きな要素について知るという観点で、どんな方にも手にとってもらいたいなと思っております。
個人的な話にはなりますが、私自身は中学生になってからプログラミングを学び始めました。でも、最近では小学生プログラマーもたくさん活躍されていますし、私も翻訳を進めながら、もっと早いうちにこんな書籍に出会えていたらなと感じました。プログラミングに限らず、何かを学ぶ上で早すぎるということはないんじゃないか、そう思います。